近年AI化が進み
10年、5年の間にシンギュラリティに
到達してしまうのではないかといわれている。
それ程のスピードでパラダイムシフトが起こっています。
そのため、未来に投資する人には
自然と期待と夢が生まれ、
今ある仕事が淘汰されるんじゃないか?
というテクノファビアに不安を隠せない人と二分化されている。
音楽でも人ごとではなく
AI化の波はすでに大きく流入している。
例えば、マスタリングプラグイン
ozoneシリーズで有名なizotope社でも、自動マスタリングAIアシスタント
を導入し、賛否を生みながらも
その功績を認められてマスタリングだけではなく、その技術を様々なコンテンツに拡大をしている。
そういった今までスキルを習得しなければ到達出来なかった場所まで
階段飛ばしで登る事ができる。
その中でも話題となっているのは
ここ最近WiL Fund II, L.P.から
2億円の資金調達に成功した
AIを利用した自動作曲アプリケーションが登場した。
その名も
Amadeus codo
一作曲家としてこういった技術革新に
目を背けてはならない。
実際に使用してみて
現時点でどこまで進んでいるか
紐解いていこう。
AI作曲アプリってどんなもの?
実際にどんな事が出来るの?
Amadeus codeってなに?
そんな疑問に答えます。
この記事を読むと
現時点でのAI作曲アプリがどの様なものかが分かります。
記事主の私は作曲、トラックメイクを生業にしており、現在は個人作曲事務所を開業しております。
この記事の内容
AI作曲ってなに?
Amadeus codeとは?
Amadeus codoの使い方
まとめ
AI作曲ってなに?
まずまずAI-人工知能とは
人間の脳神経の構築を模倣した
ニューラルネットワークを多層化して用いたディープラーニング
(深層学習)という
機械学習を使ったもの。
話を詰めていくと
ニューラルネットワークは
あくまでデータ化した関数にすぎ、意識ではないから細かい観点からすると
完全模倣ではない!とか、なんとか
ありますがそれは、今回は置いておきます。
簡単に言うと月並みな例えですが
人間が、犬か猫か判断をする時
目や耳からのオーディオビジュアルのデータに経験や、知識と結びつけて
それが動物か?種類なにか?というカテゴライズを推測している。
それと同じ推測による判断を
人間と同じ考え方仕組みを模倣して
成長しながら学習していく。
なので単なるコンピューター
という認識では無いのです。
どちらかと言うと生き物。
そういった人工知能で自動的に
作曲があっという間にしてしまうというものらしいです。
Amadeus codeとは?
Amadeus codeとは
人工知能を使った
自動作曲アプリケーションです。
2015年10月に設立されてから
約2年後2017年に
現社名の株式会社Amadeus codoとなったスタートアップ会社。
主に著作権管理運用事業、
音楽制作事業の他に
特許を申請している、作曲AIの開発も進めている。
現時点で世界中で4500人を超えるクリエイターが登録している。
正式に言うとAI作曲アプリケーションAmadeus codeはメロディ制作のみであり、0からコードなどを作り出すのではない。
特徴としては
初心者でも簡単に作曲ができしまうというもの。
早速使用してみましょう。
Amadeus codoの使い方
まずアプリケーションを開くと
このように左から
作曲
アイディア
保存
ユーザー名
と分けられている
順番に紐解いていきましょう。
その1:作曲
まず作曲を開くと
このような画面になります。
中心にある再生、停止ボタンをクリックすると早速、AI作曲によるメロディ制作が始まります。
まず注目して頂きたいのは
上部にある、アーティスト名
Amadeusでは既存にある世界中のアーティストの楽曲をベースにメロディを制作するもので、いわば"リメロ"という作業になります。
例えばこれでいうと
きゃりーぱみゅぱみゅのつけまつける
という楽曲をベースに
メロディだけ新しく自動でリメロしてくれるというものになります。
そして次になんだかこの部分のこのメロディ気に食わないなーと思ったら
サークル内の色分けされたセクション
この一つを
長押し→外枠へスライドさせると
新しいメロディの自動作曲が始まります。
さらに
なんだかきゃりーぱみゅぱみゅじゃなくてもっと洋楽っぽいのが良いなー
と思ったら
下へスワイプ→すると
Ed Sheeranになりましたね。
ここから新たに作り変える事ができます。
次にメロディはこれで良いんだけど
楽器の音色を変えたいという時は
一番下にある、コード、メロディ、ベース、ドラムの欄からクリックします。
例えばコードをクリックすると
このように楽器名が出てくるので
選択すると簡単に変更が可能です。
次にテンポを早くしたい、遅くしたいなど
変えたいときにコードの上にある
メトロノームマークをクリックして変更。
その隣の3本線のメーターマークは
AIメロディの設定が行え、
音符の高低、ドラマ、デジャブ、時代
からより自由度の高いカスタマイズが可能です。
ドラムに関しては
無理期間だと変更はできないみたいですね。
専門的な言葉ではない
ドラマや、時代といった
初心者には分かりやすいカテゴライズ名でメロディと雰囲気を変える事ができます。
気合いを入れる
ここをクリックしますと
AIが想像力を爆発させるようです。w
その2:アイディア
好きなアーティストを検索する事やジャンルから変更したりとかなり使いやすいと感じました。
その3:保存
無理会員
作曲は無料ですが
データを保存、書き出しで
1曲ごとに→240円
プロ会員
無制限の書き出し
無制限の著作権ライセンス
年間→13400円
月割りすると大体約1100円程になります。
また5人以上を招待すると
会費が永久に半額になるらしいです。
まとめ
話題とAI作曲を試してみて
プロの視点から言いますと
正直まだまだ使える物ではありませんでした。
複雑なコードが出てくると
めちゃくちゃにアヴォイドしまくりだったり、譜割もなんだこれ?
っていうレベルにぐちゃぐちゃでした。w
ただ、きゃりーぱみゅぱみゅのような
ペンタ系のサウンドならまだ
まとまって聞こえていた気がします。
とはいえ初心者の方が
気軽に遊んだり、軽く参考にするレベルなら面白いのではないかと思います。
総合的な観点から判断しますと
現時点でもうここまで来てるのかと
驚きがありました。
あと何年かすると
本格的にもっとクリエイティブな部分のクオリティが高くなるのではないかと思いました。
ただこのことから
淘汰されることに怯えるのではなく
いかにしてAIとの親和性をもって
使いこなすという点を
視野に入れていくことが重要だと感じます。 いかがでしたでしょうか?
Amadeus code
興味のある方は試してみて下さい。
https://amadeuscode.com/jp/top
Comments